漢文を自国の文として読む「漢文訓読法」のようなものは日本独自のものではなく、朝鮮やベトナムなど漢字文化圏に共通であったらしい。
その後、朝鮮もベトナムも漢字を捨ててしまったが、日本は敗戦後のGHQ占領下で行われた漢字テストでも、漢字の読み書きができない者は2.1%という驚異的な数字だったという。
外来の文化を吸収・融合をどうしていくかは各国に違いがあるが、日本はうまく取り込み日本文化ナイズさせるのに長けていると言えるだろう。
今宵は日本人としてのフラメンコのあり方を真剣に取り組んでいる方たちのライブを、西日暮里駅前にある本格スペイン料理とフラメンコライブが楽しめる店「アルハムブラ」へ観に行った。
昨年12月より1部の開始時間が15分遅らせて19時15分からとなった。サラリーマンにとっては有り難いが、それでも20分遅刻しての観戦である。


20140129a.jpg【踊り】河内さおり、土井わかな、関根あすか
【歌&カホン】須田隆久
【ギター】齊藤元紀
歌とカホンの須田隆久さんは、フラメンコギターの弾き語りで有名だが、フレームドラムや薩摩琵琶もこなす。
5年後、10年後にどのような活躍をされているのかとても楽しみな方だ。
ギターは最近お子さんが産まれ、古某脳ぶりを発揮している齊藤元紀さん。奥さんはアルゼンチン人の歌手だ。
踊りは、舞志道を追求しつつ、海外公演、多くのスペイン人アーティストと共演されている河内さおりさん。
どこまでも優雅でアイレに満ち溢れた、いつまでも観ていたいと思わせる素晴らしい踊りだった。
グアヒーラとソレア。
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最近ベニートガルシア舞踊団の一員となった土井わかなさんの1部は、髪を下ろしパンツ姿でソレアポルブレリア。自身初めての男装とのこと。格好良かった。
2部はテッパンのタラント。何度観ても素敵。ギターとの相性もバッチリだった。
関根あすかさんは初めて。
1部は間に合わなかったのですが、ティエントだったとのこと。
2部はアレグリアス。元気いっぱいで華がりました。今後が楽しみだ。
【リンク】
河内さおりOfficial Site|さおりフラメンカ
土井わかな FLAMENCOおどりこ録 2
写真は
1段目、河内さおりさん
2段目、土井わかなさん
3段目、関根あすかさん
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アクースティカ倶楽部

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