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一昨日のパセオフラメンコソロライヴは凄かった。
【踊り】小林伴子
【歌】遠藤あや子
【ギター】三澤勝弘、山崎まさし
遠藤さんのカンテソロが2曲、三澤さんと山崎さんのギターソロが1曲ずつ、踊りはリビアーナ・イ・セラーナ、タンギージョ、ペテネーラの3曲という贅沢な濃い内容。
タンギージョはコルドベスを被りとても可愛らしく、他の2曲では「あの」カスタネットが生音で聴けた。
深みのあるその音は、今まで聴いたことがないほど感動的だった。
ペテネーラの歌詞を組み合わせて物語にした小島章司さんの作品「カディスの女」を観て舞踊団に入り、その舞踊団員として初めて出演した作品が「カディスの女」だったこともあり、ペテネーラに対する思いは深いようだ。
さらに10年ほど前に遠藤さんと、昨年暮れに急逝したアギラール・デ・ヘレス氏と高評を博したコンサートで共演したこともあり、彼への鎮魂の想いも含まれた、息が詰まるほどの迫真な踊りだった。
フラメンコでのオーラは、酸いも甘いも噛み分け、人生そのものが滲み出ている場合が多いと思うけど、小林伴子さんのそれは、周囲のみんなに支えられているような、お人柄の良さが伝わるものだった。
僕にとってはyoutubeでしか見たことがない、伝説の方だった小林伴子さんが目の前で観れて大興奮なライヴだった。

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