今日のヘレスは曇りときどき雨。
冬に雨が降るのが普通なのだけれど、今年の冬はほどんど降らず、この夏は深刻な水不足になりそう。
今日のような春の雨は、降ったりやんだりの繰り返しで、まとまった雨量は期待出来ないから。
なぜ、私は水不足の心配をするのか?


それは2つの畑を持ってるから。
1つは中心街から自転車で20分のところに借りていて、もう1つは家のテラスのベランダ菜園。
私のスローライフ、スローフラメンコ的な表現のひとつがこの畑たち。
プロの踊り手としてフラメンコの世界で行き詰まっていたころに畑を始めた、6、7年前だね。
畑仕事から学んだコンパス感については後日話すことにして、
今日は今受けているパーマカルチャー講座についてコメントしよう。
パーマカルチャーとは?
人間にとっての恒久的持続可能な環境をつくり出すためのデザイン体系のこと。
パーマカルチャーという語そのものは、パーマネント(permanent 永久の)とアグリカルチャー(agriculture 農業)を合わせた造語、同時にパーマネントとカルチャー(文化)の縮約形でもある。キーワードは"持続可能"と"循環"

日本ではすでにけっこう知られていたけど、ここ田舎町ヘレスの近くで開催されるとはちょっとびっくりだった。だから聞きつけてすぐに申し込んだ。そして去年の10月から毎月1週末のペースで講座を受けている。単なる農法の説明会ではない。持続可能なカルチャーを学ぶのだ。カルチャーといえば、『フラメンコ』という表現も1つの文化。パーマカルチャーとフラメンコ、全く関係ないとは言えないでしょ?
パーマカルチャーには、"三つの価値観"がある。
 1 地球に対する配慮
今のような環境破壊をし続けるライフスタイルでは、将来フラメンコする環境どころか、私たちが住める環境さえ保持出来るのか疑問。ひとりのフラメンカ(フラメンコな女性)として、ひとりの地球住民として、地球に対する配慮は不可欠だ。
 2 人々に対する配慮
一番近しい人への配慮、つまり自分自身。そしてすぐ隣りにいる家族への配慮。さらに同じ空気を吸っている人たちへの配慮。
 3 余剰物を分配する
他人から奪うのではなく、分かち合う、与え合う。競争ではなく、協調。
『協調』といえば、『スローフラメンコ』が目指すもの。
この講座から是非是非もっと学びたい、どうやったら協調のフラメンコができるのか。
どうやったらフラメンコのときだけでなく、実生活でも協調し合えるのか?
ということで、『スローフラメンコ』は『パーマカルチャー』の"三つの価値観"と繋がっているんです。
写真は、天然建材アドベ(砂、砂質粘土とわらまたは他の有機素材で構成)を足で捏ねているところ。歌い踊りながらね!
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アクースティカ倶楽部

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