またまた来ましたフェリアの時期が。
アンダルシアの各地で開かれる春祭り。
ヘレスはフェリア デ カバジョ(馬祭り)と呼ばれる。
スペインに住み始めてすでに17年。
始めの10年くらいは毎日のように通っていたフェリアだけど、
(フェリアは1週間以上)
ここ数年は、以前のようなフェリアにかける情熱は衰えてしまい、
2回くらいがスローライフな私には適度のよう。
今年はブレリアを教えている生徒さんたちと
昼間のフェリアに行って来た。
(ちなみにフェリアは24時間オープンといっても過言ではない)
昼にしたのは、1人の生徒さんがひとつのカセータ
(小屋と訳されるけど、バルを伴った踊って食べる空間)
で夜9時から朝6時7時まで働くため。
大抵のカセータはセビジャーナスかルンバが
「んもうっ、うるさーい!」と叫びたくなる音量でかかっているけど、
ぽつぽつとイベントとしてブレリアのコンサートがあったりもする。
この日、別にブレリア探していたわけじゃあないんだけど、
行く先々で偶然コンサートに遭遇した。
ペーニャ セルニカロスのカセータで、アナ マリア ロペスの生徒さんたちが踊る。
別のカセータで赤いネクタイした男性が踊る。
これはまた別のカセータで
カセータの外でブレリアを踊る女の子たち
セビジャーナスを踊る子供たち
子供だけじゃない、おじいさんもセビジャーナス踊るよ
着物を着た日本人のご夫婦に遭遇、みんなの注目浴びてたよ
おしゃれにお金をかけるのはやっぱり女性ね
セビジャーナスの衣装にも流行がある。
毎年買い替える人もいるだろうけど、一般庶民には無理っす。
しかもこの大不況中、新しい衣装なんて買えません!オーダーなんて雲の上の上!
貧乏人はアクセサリーを変えたりして、数年前の衣装でがんばるのだ。
私のこの衣装も、バーゲンで買ったのがすでに10年前。
今年は背中のファスナーが閉まらず(とほほ、中年ですから)もうだめかと思ったけど、
結局友達が直してくれて、再び同じ衣装で登場。
こんなとき、スペインでよかったと思ったりする。
日本の社会では、流行追わないのって
女としてなってない、って感じされられるのは私だけではないでしょ?
みんな、どんどん新しいモデルの服を買うよね。
(服だけじゃないけどさ)
世間一般の意見、世論ってものに従うために、
いらなくても買わなきゃいけない気さえする。
私はだめなんだこれが。
子供のころから流行ってものが追えなかった。
だから、取り残されたように感じて落ち込んだりしてた。
こっちは、人の目をあんまり気にしない。
私は私、あなたはあなた。
10年前のバーゲン品でも,へっちゃらなんだ!
だから気取って、Tio Pepeのキャンペンガール顔でポーズ。
ガールって、あんたもう44歳でしょうが!
いいの!いーの!
ここはヘレス、私がガールって言ったらガールなんですっ!