昨秋、大分県でもっとフラメンコやスペイン文化を知ってもらいたくて
「おおいたとスペインをつなぐ会」を立ち上げました。
といっても、自分で「はい、やろう!」と決めただけだから
「おおいたとスペインをつなぐ人」になった、が正しいか(笑)。
そして始めたのが
「みんなのフラメンコギタープロジェクト」
https://readyfor.jp/projects/OitaxGuitarraFlamenca
大分県でフラメンコギター気軽に習える場所を作る為、無料で貸し出すギターを20本購入する、というプロジェクト。
100万円を目標に2/28まで上記のクラウドファンディングサイトreadyforにて
支援金を募っています。
(クラウドファンディングという新しい方法については次回お話しますね)
別府に住んでフラメンコしたいと決めてから、
親しい人に打ち明けるとみんな「大分で踊り教えるんでしょ?」、とくる。
でも、何かピンと来ない。
うーん、まだわからない、とお茶を濁す。
「自分のしたいフラメンコ」はどんなフラメンコ?をぐるぐると考える日々。
ふと、フラメンコに出会った頃を思い出す。
高校卒業し夢抱いて上京した私は、学校に馴染めず授業をサボる日々。
このままでは卒業も危ういと、学校に行く理由を作るためフラメンコ同好会の見学に行った。
見たことも聞いたこともないフラメンコ。
おそるおそる覗いてみた...。
練習場だった卓球場で踊っているお姉さん達のスカートの彩り。
なにを言ってんだかわからないけど、声をはって歌っている人。
そして初めて聞いたフラメンコギターの音色。
ここから私のフラメンコが始まった。
放課後卓球場へ行くと、ひとり、またひとりと集まってくる。
歌、パルマ、ギター、踊りでワイワイする。
みんな初心者。
12拍子ってまじで?
カマロンて誰?
ビセンテ・アミーゴかっこ良過ぎる!
「ソロ・コンパス」なんてまだなかっので、ギタリストに走ってるよ、遅れてるよなんて怒られながら、楽しくて楽しくてフラメンコに夢中になった。
なかった居場所が出来ていた。
歌、パルマ、ギター、踊り。
それぞれの音で会話する楽しさ。CDやYou tubeにはないその瞬間だけの空気の振動や温度を感じ、みんながひとつになる幸せ。
そうだ! わたしがしたいフラメンコ!はこれだ。
自分の暮らす町の人達と、歌とギターとパルマと踊りが一緒になって楽しみたい。
ひとりではできない、人とつながるフラメンコ。
出会って四半世紀が経ち、フラメンコはワイワイ楽しいだけではないという事は痛いほどに感じてる。
喜怒哀楽の全てが内包されているフラメンコを表現することは、難しい。
ひとりで苦しむ。
でもそこを通ってまた人とつながるから楽しい。
苦しい、楽しいを繰り返しながらどんどん深みにはまっていった。
だから、入り口は楽しい!がいいと思う。
よくわかんないけど楽しそうだからやってみよう!がいいと思う。
たくさんハードルを超えなくても始められたらいい!と思う。
で、入り口について考えた。
体ひとつで始められないものがありました。
そう、フラメンコギター。
もっと気軽に、手軽にフラメンコギターに触れる機会があれば、
そこから一緒にフラメンコできる仲間を増やせるかもぢれない!
そ
うだ。まずは仲間作りからだ!
※写真は学生時代のフラメンコサークルでの一コマ。
自分が何がしたいかはわかった。
では、自分に何が出来るんだろう?