カンテを習得するのに一番大事なことは何だと思いますか?
それは、スペイン人アルティスタが歌うカンテを何度も何度も繰り返し聞くとではないかと、私は考えています。とにかくまずは徹底的に手本をコピーすること。全てはそこから始まります。いや、このことに尽きると言っても過言ではありません。


このカンテ習得の原点にして奥義である「元唄を忠実にコピーする」ことに改めて着眼し反映させたのが、9月からスタートするシティオ塾「レトラと元唄から学ぶカンテ」です。
でも実際、一人でCDだけを頼りに耳コピしていくことは、大変根気のいる作業です。
音程もリズムも、ちょっと歌謡曲を覚えるというようなわけには、当然ながら行きません。
一曲覚えるためには、何百回もその音源(CD)を聞くことになります。
また一人で覚えようとすると、間違えて覚えてしまったときに、そのことに気づかないまま自分ではできたつもりになってしまうということが、多々出てきてしまいます。
よほど勘が良くないと、正確にすべてを聞き取ることは無理かもしれません。
そこで指導者の存在が重要になってきます。
日本人には馴染みのない取っ付きの悪いリズムやメロディを、噛み砕いた説明や解釈、間違いの指摘などを受けることにより、格段に覚えやすくなるのです。
wakana-thumb-100xauto-4638.jpgこの講座の講師は、フラメンコ研究の第一人者であり、最近はカンタオーラとしても活動されている濱田吾愛さん。
吾愛さんといえば、シティオ・フラメンコの人気連載「カンテ指南」の執筆者としてお馴染みと思いますが、そもそもこの連載自体が、音源を聞いて練習ができるようにという意図のもに始められたものでした。
フラメンコのCDはすぐに絶版になってしまうことが多いので、連載で取り上げられた曲の中には、今すぐには手に入らない音源からのものもありますが、吾愛さんの手元には、もちろんこれまで発表されたすべての曲の音源があります。
この音源を活用し、
吾愛さんの適切な指導のもとにカンテを習得しよう!というのがこの講座の狙いなのです。
吾愛さんが子供の頃から培ってきたフラメンコを聞く耳、またフラメンコにたいする知識の深さは、ちょっと右に出る人はいません。スペイン語能力、フラメンコの背景である歴史や文化の深堀りされた知識、文化的文学的にレトラを理解する能力、そのすべてを備えた稀有な方です。
そんな吾愛さんだからこその、
深く楽しいカンテへのアプローチが可能であり、それは、あなたを豊かなカンテの世界へ導いてくれるはずです。
今、プロで活躍する多くのカンタオール(ラ)が、「元唄を徹底的に聴きこんでカンテを身につ7けてきた」と語っています。
カンテにチャレンジしてみたいと思っている方、一人ではなかなか先に進めないと感じていらっしゃる方、ぜひ一緒に、楽しみながら、カンテにチャレンジしてみませんか?
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3つの壁の乗り越え方

【フラメンコに行き詰まりを感じている方へ】

フラメンコ(カンテ/踊り/ギター/他)が難しい...
先行きが見えない...
壁を感じている...