Musicosインタビュー
ロシオ・モリーナ作品「アフェクトス(Afectos)」で来日間近!
本名:ロサリオ・ゲレーロ(Rosario Guerrero)。1984年セビージャ、トリアナ生まれ。有名なフラメンコ歌手の曾祖母、大叔母を持ち、父も歌手。ソリスタとして幼い頃から舞台に立つ。コルドバのコンクール、ラ・ウニオン、アントニオ・マイレーナなど、著名なコンクールでの受賞歴もある。6年間ほど、フラメンコダンサーのベレン・マジャ、ラファエラ・カラスコ、アンドレス・マリン、ロシオ・モリーナらの舞台でも歌い、バイレ作品でも活躍するが、2008年以降は、より作詞作曲も行うソリスタとしての活動に専念。2010年に初アルバムの「ア・ティエンポ(A Tiempo)」、2013年には「ファトゥム(Fatum)」を発表。ロシオ・モリーナ作品の音楽監督と並行してソロ活動も行っている。
第2回 松村哲志 ギタリスト
松村哲志 Meloncito
フラメンコギタリスト。1971年生まれ京都市出身。幼少の頃から釣りと野球に明け暮れる一方、美術にも深く傾倒する奇妙で多彩な子供時代を過ごす。高校卒業後、かねてより憧れであった東京へ4日間かけて自転車で上京。5年に渡る池袋でのダークな生活を経た後、94年スペインーマドリードに拠点を移す。カフェ・モデルノ等で個展を精力的に開催するかたわら、タトゥーのデザインなどを手がけ生計を立てる。96年、初めてトマティートの演奏を聴き、強烈な音色に強い衝撃を受け、この時から独学でギターとフラメンコを模索し始める。以後、独自に 1、2曲をマスターし、スペイン北部から南部のあらゆる街角でストリートミュージシャンとして糊口をしのぐ放浪生活を数年経て99年帰国。帰国後、フェステーロのホセ大西氏との出会いを機に日本のフラメンコ世界へ足を踏み入れる。踊り手、田中美穂氏のもと舞踊伴奏を学ぶ。妖艶かつ元気で明るい音色は内外アーティストの評価も高く、全国で活動の場を広げている。これまでに「メロキン」、「メロマ」とカンタオールとのCD2枚をリリース。
第1回 今枝友加 カンタオーラ
カンタオーラ(フラメンコの歌い手)、バイラオーラ(フラメンコの踊り手)として活躍するフラメンコ・アーティスト。日本人離れした実力と鉄火肌なキャラクターでカリスマ的人気を誇る。多摩美術大学時代のサークルでフラメンコと出会い、カンテを独学で、バイレを山室弘美に学ぶ。その後渡西を繰り返しながらメルセデス・ルイスら数多くのスペイン人アーティィストに師事。2003年日本フラメンコ協会主催新人公演カンテ部門で奨励賞受賞。翌04年には同じ新人公演のバイレ・ソロ部門で奨励賞を受賞。これまで複数の部門で受賞した唯一の人。全国の劇場、タブラオなどで伴唱者として活躍すると同時に、踊り手としての舞台活動も重ねている。特に、学生時代の仲間たちとのエンターテイメントなステージは人気が高い。参加アルバムに「10COLORES」「El Puente de Esperanza」がある。12年4月ギタリストの夫こうづゆうじ、3歳の息子とともにスペインへ移住。