それは、2度目のスペインで見つけたのでした。
セビージャ、ヘレス、コルドバ、グラナダ......、
アンダルシアの主要な町をバスで巡った取材旅行。
初夏のスペイン、フラメンコロード。
田舎道の至るところび、その花は群生していた。。


アマポーラ、
そう、超甘メロディのあのラテンポップスが有名ですが、
私がスペインで見たアマポーラは、
あの歌のイメージとは随分と異なるものだった。。
スペインの空が、日本の空の3倍青いように
その花の赤も、かつて見たことのない鮮やかで 
蛍光発色している深紅、とでもいったらいいのか。
艶やかな赤が、初夏の強い風に大きく揺れていました。
その衝撃的な美しさ、
吸い込まれるような妖しさといったら...。
強烈な色とは裏腹な
柔らかい花びらに誘われて
私はそっと手を伸ばし、花芯を覗き込んだ。
うわっ!
思わずたじろいだ。
花びらの奥にはなんと真っ黒なめしべが束になって伸びていた。
赤と黒のあまりに鮮烈なコントラスト!
美しいベールに包まれたな芳醇な毒気。
これはヒターノ(ジプシー)じゃないか!
フラメンコじゃないか!......。
私はその圧倒的な存在感に打たれた。
この時以来
アマポーラは私にとって
ヒターノ、そしてフラメンコの象徴となった。
所変わって、2012年日本。
本日めでたく「フラメンコ・シティオ」がスタート!します。
そして、スペインからはるか離れたこの国でも
アマポーラがたくましく咲いている。
なにせ日本はスペインに次いでフラメンコが盛んな国なのだ。
スタジオやアマチュア・バイラオーラの数は、本国をしのぐほど。
今宵も東京の街のどこかで、きっと熱いライブが繰り広げられているに違いない。
喧噪の中少し耳を澄ませば、ほら、フラメンコが聞こえてくる......かも。
はじめまして!
当サイトの管理人西脇美絵子です。
このブログは、フラメンコウォッチャー歴20ウン年の私が
フラメンコのあれこれについて、心の赴くままに
書き綴るフラメンココラムです。
ライブ、フラメンコソフト、アルティスタ、バックステージなどをテーマに
東京アマポーラ100景、
東京に暮らしながら触れるフラメンコについて書いていこうと思います。
思い起こすに、私の心と身体に
フラメンコはほんとうによく効く!のでした。
フラメンコのおかげで、私の生活体温は上がり、
内側からホカホカして、血の巡りも心の巡りもよくなるってわけ。
トートつですが、人生熱く生きちゃったもん勝ちでざんす。
最近、しみじみ思うこのごろです。
そうだ! フラメンコで熱く生きよう!
と、かなりゴーインな展開ですが、フラメンコの様々な魅力、お伝えしていきたいと思います。
 

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