今年はビエナルの年だ。
お存知の通りセビージャで足掛け2ケ月に渡り開催されるフラメンコ最大のフェスティバル。
連日連夜フラメンコ公演が、目白押し。
本場スペインの第一級のアルティスタたちが勢ぞろいする。


主だった公演を上げると、
女王マヌエラ・カラスコが、エル・ペレ、パンセキートら実力派カンタオールたちとの共演を皮切りに、
カンテでは、ドゥケンデ&スーシ&モンセ、アルカンヘル、カルメン・リナーレス&トマシート、アウロラ・バルガス、マカニータやトルタが出演するへ「ヘレス」などなど、
ギターでは、御大ヘラルド・ヌニェス、若手ピカイチのアントニオ・レイ、クリエイティブな実力派サンティアゴ・ララ、......。
バイレはもう、ほんとにスター選手オンパレードで、サラ・バラス、イスラエル、グリロ、マリア・パヘス、メルセデス......。
いや~、見た~い、聴きた~い! 飛んでいきた~い!
そんな超豪華なラインナップの中に、見つけましたよ!
われらが小島章司舞踊団の名を!
昨年のフェスティバル・デ・ヘレスに続いて「ラ・セレスティーナ」を上演。
それも、2000人収容のメイン会場マエストランサ劇場で。
これ、数あるビエナル公演の中でもメイン企画の一つという意味と受け取っていいでしょう。
このところ日本人アーティストのスペイン公演が、
色々な形でおこなわれるようになりましたが、
やっぱりこれは、ニュースです! すっごい快挙!
小島章司、御年72歳。
20年以上前から、小島さんの舞台は欠かさず見てきましたが、
小島章司という踊り手は、怪物です。
年齢とともに、表現者としての深みが増し、進化を遂げ続けているのです。
踊り手としての「老い」を小島さんほど見事に結実させている例を、私は他に知りません。
そして舞台活動へのエネルギーも、衰えるどころかますます盛ん。
小島章司という踊り手の集大成が、いま大きく展開しているのだと思います。
私自身の体調不良で、この1、2年は大きな舞台しか拝見していないのですが、
小島フリーク、そろそろ再始動しなくては、ですね。
ビエナル公演前の小島インタビューを必ずお届けします!
ビエナル全プログラムはこちらで見られます。

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