国内だけで200万部以上売り上げた『話を聞かない男、地図が読めない女』という本がある。
その本によると「アイオワ州立大学の心理学のカミラ・ベンボウ教授は100万人以上の少年少女の脳をスキャンして空間能力を調べた。その結果、男女差は4歳にしてすでに顕著で、女の子は頭の中でものを見るとき、二次元でとらえるのが得意だが、男の子はそこに奥行きを加えて立体的に見ることができる。」という。
今日はそんな男性脳の特徴である、空間能力にとても秀でた篠田三枝さんのフラメンコ教室発表会へ行った。
1部の後半からの観戦だったが、2階席で上から眺めていたので良く見えたのだが、群舞での一人一人の配置、ステージの使い方がとても素晴らしい。
統一感のある衣装と、一人の先生の教室でよくぞここまでという曲種の多さで、飽きさせないプログラム構成だったのも良かった。
また通常のプログラムとは別に、演目ごとに先生自ら書かれたメンバー紹介があって、一例を挙げると「8、アレグリアス キュートな衣装でキュートな仲良し三人。お互いに良くなるためにアイデアを言い合ったり誉め合ったり。こういう友達がいるのもフラメンコが上手くなる要素です。一生の素敵な友ですね。」というように愛情あふれた解説がほのぼのとさせてくれた。
ソロでタブラオにも出演している友人の福士美帆さんは、1部のアルボレアは観れなかったが、2部のソレアでは存在感ある安定した踊りが良かった。
ラストは篠田三枝さんのソロ。
キレもあって、アイレもあるし、何よりも構成がとても凝っていて、カンテの有田さんと一緒のハケが恰好良かった。
【歌】有田圭輔, 井上泉
【ギター】長谷川暖, 田中秀和
【リンク】
篠田三枝フラメンコ教室
"篠田三枝(フラメンコダンサー)"の日々
有田圭輔 ~悠々として急げ~
井上泉 2014年日記
長谷川 暖 - livedoor Blog(ブログ)
写真は終演後の福士美帆さん、ロビーにて