ヒターナのパジョとの悲恋が描かれた『はかなき人生(La Vida Breve)』という全2幕スペイン語のオペラがある。
台本はカルロス・フェルナンデス・シャウ、作曲はマヌエル・デ・ファリャだ。
ファリャは1905年にこの曲で、サン・フェルナンド王立アカデミーの作曲コンクールで優勝しているが、なかなか上演の機会がなく初演は1913年である。
その後もオペラとして上演されることはあまりないが、劇中の間奏曲とスペイン舞曲は頻繁に演奏されるファリャの代表的作品の一つとなっている。
クラシコ・エスパニョールでも取り上げられることが多い。
今日は、クラシコ・エスパニョールにも力を入れている、岡本倫子スペイン舞踊団の講師陣によるエルフラメンコ公演 "Compañía Michiko Okamoto"を観に新宿「エル フラメンコ」へ行った。
【踊り】岡本倫子, 大塚香代, 塩川朋子, 後藤なほこ, 望月素子, 橋本菜穂美, 土田祥子
【歌】有田圭輔, 水落麻理
【ギター】ファン・ソト
岡本倫子先生は、はかなき人生(La Vida Breve)とバタデコーラでのソレア。
膝の調子が芳しくないとは感じさせないほど踊りに対する真摯な姿に感動した。
大塚香代さんは渾身のシギリージャ。何度観ても素晴らしい。
塩川朋子さんは華やかでいて軽快なカンティーニャ、後藤なほこさんは情感たっぷりなタラント。
望月素子さん, 橋本菜穂美さん, 土田祥子さんの3人は、息がピッタリ合った群舞で、ファンダンゴ・デ・ウェルバとタンゴだった。
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終演後、岡本倫子先生をご紹介頂いたが、緊張してあまりお話し出来なかったのが残念だった。
【リンク】
岡本倫子スペイン舞踊団
大塚香代フラメンコ舞踊教室
後藤なほこ フラメンコ舞踊家 オフィシャルホームページ
有田圭輔 ~悠々として急げ~
水落麻理のブログ
写真は、岡本倫子先生(右)と大塚香代さん(左)


