2016年1月15日 カサ・デ・エスペランサ
踊りを小島慶子さん、歌を川島桂子さん、ギターは金田豊さん、小原正裕さんを核として、2005年10月にカサ・デ・エスペランサで結成されたanela Pura(カネラプーラ)は、毎回異なるアルティスタを迎えてそれぞれ異なった化学変化が楽しめる。
新春ライブでは欠かせない存在となっている。
Canela Pura Especial
【踊り】小島慶子、ロシオ・ロメーロ、鈴木眞澄、屋良有子
【歌】川島桂子、有田圭輔
【ギター】金田豊、小原正裕
今回は、スペシャルゲストとして、昨年から新人公演の審査員を務め、フラメンコの教授活動で就労ビザを持つロシオ・ロメーロさんを迎えた。
1部のティエントでは慣れない日本人の歌に戸惑いを感じているようにも見えたが、2部のシギリージャは爆裂した。流石だった。
小島慶子さんは、鉄板のガロティンとアレグリアス。慶子さんのアレグリアスはこの1年間で5回も(!)観ているけれども、その中で一番素晴らしいものだった。これも化学反応の結果なのであろう。
鈴木眞澄さんの素晴らしいところは、恐らく無意識なのだろうが、その場の空気を掴んで毎回違う雰囲気を醸し出すところだと思う。今宵のグアヒーラとソレアもいつもと違う高揚感を感じさせてくれた。
そして独特な衣装と独自の世界感を突っ走る屋良有子さん。2部の渾身のタラントも素晴らしかったが、1部のソレアの世界感に感動した。こういう雰囲気のソレアに出会ったことがない。素晴らしかった。
今後の活躍がますます楽しみだ。
ロシオ・ロメーロさん
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小島慶子さん
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鈴木眞澄さん
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屋良有子さん
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