夏本番を前に、3週間ほど旅行してきました!
フランスとスペインを分けるピレネー山脈。
「ピレネーを越えるとそこはアフリカだった」
という言葉があるように8世紀から11世紀にかけて、
イスラム教徒の侵入を阻む防壁としても働いたそうです。


この3週間の間、宿に泊まったのは2泊だけ。
あとは去年ニコラ(私のパートナー)が改造した
ベッド付きワゴン車で過ごしました。
彼がどこでも弾けるようにギターも積んでね。
1週間目は彼の双子の兄弟マヌエルと一緒に山登り。マヌエルもギター弾きます。
料理をしながらブレリアのパルマを叩く双子。
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2週目からは、スペイン北部をいろいろ回って来ました。
ナバーラ、パイスバスコ、カンタブリア、アストウリアス、など。
そしてここでも、ありましたフィエスタフラメンカ!
ナバーラ県の都市パンプローナ近くの
自給自足のエコビレッジ『ラカベ』にて *ちょっとピンぼけで失礼!
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私もアレグリアス歌って、ブレリアをちょこっと踊りましたよ。
旅行後の感想。
ワゴン車での生活は
けっこういいもんでした。
限られたスペース、最小限の所持品、社会の枠から外れたような
この生活スタイルのスローさが気に入りました。
この間、ちゃんとシャワー浴びたのはたったの2回。
他の日は濡れタオルで拭いていただけ。
(私たち、いつから毎日お風呂に入るようになったのだろう?
毎日シャンプーするのが常識になったのはいつから?
つまり、毎日環境を汚染するようになってから何年??)
ある都市の公園の水道で体拭いていたら、
なんとなく肩身の狭い思いをしたり。
村の駐車場で料理していたら
おばさんに変な目で見られたり。
これってネガテイブなことのようだけど、
違った角度でものを見るいい機会になりました。
もっともっともっっと!
って付け足していく人生から
削って削って少なくしていく生活がスローになれるキーワードかな?
私の見たい、感じたいフラメンコもそう。
余計なもののない、シンプルな、単純な、
でもしっかり愛のあるフラメンコ。
スローフラメンコは
生活スタイルを通してフラメンコを追求するわけでありますよ。

アクースティカ倶楽部

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アクースティカ倶楽部は、仲間とともにフラメンコの「楽しさ」を追求する、フラメンコ好きのためのコミュニティです。