カンテ部門総評

東仲一矩
●今年は参加人数も多く、出場者全体のレベル的な進歩も感じられて、活気のあるカンテ部門だったと思う。
 総じて良くなっていたと感じたのは音程。カンテは下へ降りていく時の細かい音の変化が難しいが、そこをかなりしっかりとれている人が増えた。ただ、スペイン語の発音は、いわゆるカタカナスペイン語になってしまっている人がまだほとんど。もっと周囲のスペイン人にチェックしてもらうべきだ。歌わず歌詞を読むだけも不自然な部分を指摘してくれるはずだ。また、喉だけで歌っている人が多いのも気になった。喉で歌うと声は前に飛んでいかない。声は腹から出すべし。発音と発声、この2点をクリアすれば、更にレベルは上がるだろう。
 最終的には歌い手は、詩人であらねばならない。その歌の向こうにスペインの風景が見えてこないといけない。日本のそれとは全く異なるあの真っ青な空が、ギラギラした太陽が、乾いた空気が見えてくるかどうかだ。そのためには、自身がスペインをまず感じることだ。もしもカンテの上達に行き詰まりを感じたなら、現地へ行って、思いっきりスペインを感じることだ。

中谷伸一
●今年のカンテ部門出演者のレベルはみな高かった。上手下手は関係なく、唄いぶりにその人なりの、必死の格闘のあとが見えて大変興味深く、あっという間に時間が過ぎていった。個人的には山田ナオリさんのシギリージャが衝撃だった。あのカンテ・ヒターノを、外国人がここまで具現化するとは! 貴重な瞬間に立ち会えたことに感謝。

加部洋
●今年は山田ナオリさんのカンテと、その学ぶ姿勢に感銘を受けた。つまり完全コピーの姿勢のこと。すべての芸は模倣から始まる。模倣出来なかったらその先はない。模倣の先にこそ本物がある。これを機に忠実に模倣することの重要性を見直すべきだと思う。


写真:©大森有起

1 川浪郁美 さん(ソレア)

1 川浪郁美 さん(ソレア)

●音程良く、声量もある。スペイン語の発音、活舌もまずまずといったところ。ただ、節回しがすべて平坦に流れてしまっている。そこをクリアすると、グッとカンテとしての魅力が出てくるだろう。(東仲一矩)
●トップで緊張気味だったが、「サビエンド・ケ...」と歌詞がよく聴こえていた。徐々に強く大きく伸ばす発声が前面に出て、あとは怒涛の勢い任せになってしまった。地声の強さの披露はほどほどに、あとはレトラの微細な表現に徹したほうが、一見地味だが聴衆には伝わるはず。「一体何を唄っているのだろう?」と考えさせるからだ。自ら叩いたパルマが曖昧で、逆に自信無げに見えてしまい残念。(中谷伸一)
●声質にふっくらした豊かなものがあり、音程も良く、更にこの人独特の節回しに光るものがあった。しかし、メロディの乗せ方、つまりノリがカンテ独特の裏ノリになっていなかった。節回しが素晴らしいので惜しい。(加部洋)

2 中山えみ子 さん(カンティーニャ)

2 中山えみ子 さん(カンティーニャ)

●以前聞いた時よりも、ビブラートがとれ、より自然なカンテになっていて良かった。音程もしっかりしている。ただ、声が前に飛んでこない。下を向いて喉を潰して声を出すのはやめたほうが良い。顔をやや上向きに胸をを広げて歌うことだ。身体は声を響かせる楽器である。身体を使って声を出すことを覚えたら、もっと良くなるはずだ。(東仲)
●この人の場合は間違いなく発音の問題だ。日常会話はOKでも、スペインやヒターノの文化・歴史に深く根差すカンテを、大観衆を前に劇場で唄う場合、明らかなカタカナ発音は厳しい。残念だが筆者は第一声で醒めてしまった。ネイティヴにイチから矯正してもらうだけで、劇的に変わる。会話では通じる発音をワザワザ直すのは相当苦痛で面倒だが、私の知る日本人の何人かは、地道にやっていた。(中谷)
●カンテの王道を行くカンティーニャ・デ・ピニーニを含む通好みのカンティーニャ。声の質に独特の魅力があり、節回しの音程も良い。しかし前の出演者と同様に、メロディの乗せ方、つまりノリがカンテ独特の裏ノリになっていなかった。更なる挑戦を!(加部)

3 熊谷善博 君(ソレア)

3 熊谷善博 君(ソレア)

●アフィシオンが伝わってくる熱いカンテだった。しかし、音程が不安定で常に声がゆれるビブラートも不自然。どんな風に唄いたいたかというイメージは、はっきり持っている人だと思う。情感を込めて歌うことはもちろんいいことだが、それだけだと自己満足の世界で終わってしまう。一度基本に戻ってみてはどうだろうか?(東仲)
●ネクタイ以外は全身白のインパクトある出で立ち。ホアキン・エル・デ・ラ・パウラの「Si yo pudiera..」のレトラから。やや崩した座り方、タバコで燻され酒灼けしたようなしゃがれ声に、遊びすさんだ中年男という退廃ムードが絶妙にマッチ。うまく唄ってやろうという我欲が感じられず、「どうにでもなりやがれ」という、やぶれかぶれの勢いが最高だった。勝手にムイ・アフィシオナード賞。オレ!(中谷)
●熊さんのカンテはペーニャで聴かせてもらっているが、渋好みのアフィシオンが横溢した熱唱だった。ただ、その熱唱にしてはキーが低いのではないか。もっとキーを上げて絶叫し、ハッチャケてもらいたい。(加部)

4 川村麻利子 さん(アレグリアス)

4 川村麻利子 さん(アレグリアス)

●歌い手としての身体の使い方が良い。だから声が前に飛んできた。音程も良くスペイン語の発音もなかなか良かった。基本的なことは出来ていたと思う。あとは、カンテ独特の節回しを身に付けると、カンテとしての魅力が増すだろう。(東仲)
●冒頭の「ティリティトゥラン......」は、ずっと聴いていたいほどの歯切れの良さ。そのまま爽快なアレグリアスのノリに期待したが、レトラが始まった途端に失速してしまった。単語の一言一句の発音にひきずられて、サリーダのようにイキイキとしたコンパス感が途切れたのだ。歌詞はもちろん重要だが、最後は耳コピを優先したほうがナチュラルに聴こえる。声が澄み、伸びもあったので惜しい。(中谷)
●サリーダとエンディングの「ティリティ~」ではしっかりとノリが裏になっていたけれども、1歌に入ってから、ノリが表になっていた。音程、節回しは良かったので、歌詞とメロディの乗せ方が裏になるように研究して欲しい。(加部)

5 田中敏郎 君(ハレオ・エストレメーニョ)

5 田中敏郎 君(ハレオ・エストレメーニョ)

●内緒話しているような唄いっぷりが気になった。何を言っているのかわかりずらく、声がこちらに飛んでこない。もっと口を大きく開けて、胸を広げて歌おう。音程はほぼできているし、ノリもいいので耳の良い人と思う。だが、そこに頼りすぎず、まずは発声練習をしてみてはどうだろうか。(東仲)
●カイータやレメディオス・アマジャらが得意とするハレオ・エストレメーニョ。一聴して大きな破綻はないものの、ソツなく安全にまとまり過ぎている印象。原曲のワビサビ感、根底に漂う物哀しさは、メロディアスでありながら、一転ダイナミックな爆発があるところ。そうしたメリハリがほしい。片桐氏の伴奏は聴き応えあった。(中谷)
●時々声のうわずりや音程の不安定もあったが、難しいカンテを歌い切った。一番気になったのは、ノリが裏になっていなかったこと。前の出演者と同様、歌詞とメロディの乗せ方が裏になるように研究して欲しい。(加部)

6 松林由美 さん(ティエント・イ・タンゴ)

6 松林由美 さん(ティエント・イ・タンゴ)

●日本人ばなれした線の太さ、圧倒的な声量が素晴らしい。ただ、節回しが日本的なのが気にかかる。気持ちが先行しすぎてニュアンスが湿ってしまうのだ。コンパスも揺れがちだ。歌う心意気は十分なので、後は、それをカンテとしてきちんと表現することだ。自分の歌を録音して聞いたことはあるだろうか? 一度自分の歌を客観的に捉え直してみてほしい。そこから見えてくるものが。きっとあるはずだ。(東仲)
●頭から抜けるような金属的な声に、演歌的コブシがティエント部分では気になったが、テンポアップしたタンゴになってから、俄然本領を発揮したようだ。速いコンパスにより、やや過多気味だった情感が削ぎ落とされ、安定感あるノリと腹の据わった地金が現れた。(中谷)
●サリーダを聴いただけで年季・経験の豊かさが伝わってきた。音程・節回しも良く、堂々の、貫録さえある熱唱だった。タンゴになってから更に良くなった。気になったのは泣きの部分が若干日本的だったこと。(加部)

7 金沢賢二 君(シギリージャ・イ・カバル)

7 金沢賢二 君(シギリージャ・イ・カバル)

●音程がしっかりしていて、声のノリがいい。声質は柔らかだが、腹からしっかり声が出ているので、こちらに届いてくる。カンテを歌う技量はかなり身に付いている人と思います。ただ、スペイン語の発音、というよりも活舌にもっと注意したほうが良い。パワーで押す"わかりやすいカンテらしさ"を意図的に出そうとするより、自分のいいところを伸ばすことに重点を置いたほうが、歌い手としての魅力は増すと思う。(東仲)
●氏は2013年のギター部門準奨励賞受賞者でカンテ部門も常連。高いキーでも冴える声は健在だが、その武器によりかかり気味の演唱だった。ギターの才を活かし二刀流での挑戦はどうか。また、毎回書くことだが、長髪で顔半分が隠れるのは、観客目線からでも気になる。演者の表情の移ろいも、カンテ鑑賞の一部といえるからだ。(中谷)
●泣きの部分に彼独特のものがあり、そこは大事にしてもらいたいところ。歌の隅々まで神経が行き届いた熱唱だったが、肝心なところで節が回り切らなかったところがあり、それが非常に残念。更なる挑戦を!(加部)

8 定直慎一郎 君(シギリージャ)

8 定直慎一郎 君(シギリージャ)

●声質はカンテに向いたいい声と思います。声量もまだまだ行けそうです。恵まれた資質は感じるのですが、それがまだ生かされていない段階。いかんせん一本調子なのが気になります。もっと声に感情を載せ、抑揚を付けてください。もっともっと歌い込んでください。(東仲)
●堂々たる体躯、野太い声、水玉シャツに黒ネクタイといったフラメンコ的な風貌は舞台映えするのだが、内にこもった日本語的な発音ゆえ、歌詞が茫洋として聴き取りにくい。見た目ほどカンテ自体に強いカタルシスを感じられない理由だ。単語レベルでの意味・発音の洗い直しのように、ディテールの徹底した磨き上げが、本来の個性を光らすのでは。(中谷)
●持って生まれた、ヒターノのような声質がムイ・フラメンコ。堂々たるシギリージャだったが、逆に力の抜きどころ、節回しの微妙さなど、テクニカルな面にも気を配って欲しい。(加部)

9 占部智恵 さん(グラナイーナ)

9 占部智恵 さん(グラナイーナ)

●カンテとして歌うことに真摯に取り組んでいることがストレートに伝わってきた。丁寧に歌い込まれており、自分の歌にしていた。よけいな息継ぎをせずに歌っているので、畳み掛けるようなカンテ独特の語りの強さが伝わってきた。ギターとのやりとりを含め、そのブレスの感覚が素晴らしかった。(東仲)
●レトラがよく聴こえ、発声・歌いぶりに芯を感じられるグラナイーナ。女性らしい情感も湛えており、アフィシオナーダレベルとしてはかなりのもの。賞の行方は審査員の好みもあるので、水モノと言えよう。アルティスタとしては無二の個性とパンチ力が必要か。とはいえ、拍手も多い好演だった。(中谷)
●カンテに対する深い思い、アフィシオンがよく伝わったグラナイーナだった。細かい節回しと発音、メリハリに気を付ければ、更に良くなると思う。(加部)

10 岡村佳代子 さん(ソレア)

10 岡村佳代子 さん(ソレア)

●余分なビブラートが少なくなっていて、前回からの進歩が感じられた。サリーダがフラット気味になって残念だったが、高音部が良く伸びていたので、もう一つキーを上げても良かったかもしれない。かなり練習を重ねてきている人だと思います。歌を録音して聞いてみると新たな発見がありますから、自分の弱点を具体的につかみ、そこを塗りつぶしていってください。(東仲)
●近年ではモンセ・コルテスが映画「フラメンコ・フラメンコ」で唄ったニーニャ・デ・ロス・ペイネスの定番レトラから。瀧本氏のギターを立てたシンプルな伴奏と共に、力強くもオーソドックスな歌いぶり。愛と恋がテーマの詞も氏の雰囲気に合っており、聴く方も感情移入しやすかった。かなり唄い込んだような安定感があった。(中谷)
●唯一無二の魅力的な中音域を持つ岡村さんの更に磨きがかかったソレア。全体的にドラマティックに仕上がっており、細かいところまでコントロールされていると思った。若干節回しの乱れなどあったが、後半更に盛り上がり、高音域もよく伸びていた。進境著しい出来栄え。(加部)

11 深谷恵子 さん(ファンダンゴ)

11 深谷恵子 さん(ファンダンゴ)

●丁寧に歌っており、しかも元唄に忠実に歌っているのはとてもよい事です。しかし、そこから更に一歩踏み出してほしいと感じました。忠実過ぎて歌に色気=あなた自身の色、が感じられないのです。それがないと、レトラの向こうにスペインの風景が浮かび上がってきません。勇気を持ってもう一歩踏み出してください。(東仲)
●カンテ部門唯一のファンダンゴ。物語性と音楽性のバランスが要求される曲種で、コンパスの勢いとノリだけでは押し切れないところが、ネイティヴでない外国人には難しい。歌詞そのものはよく聴こえたものの、実景が目に浮かぶような、肉薄する説得力が欲しかった。(中谷)
●展開がドラマティックなファンダンゴ・リブレに挑戦。1歌はあまりメリハリがなく、一本調子に聴こえたが、2歌のグロリアのファンダンゴで次第に良くなり、3歌はたいへんドラマティックだった。スペイン語の発音を直せば更に良くなると思う。(加部)

12 小林ゆうこ さん(マラゲーニャ)

12 小林ゆうこ さん(マラゲーニャ)

●音程はしっかりしているのだが、レトラがこちらに届いてこない。発音、活舌(スペイン語としての)をもっと細やかに注意してください。よく歌い込んでいるとは思うのだが、気持ち先行になってしまっている。フラメンコらしく歌おうという気持ちが強すぎるように感じます。無理に形をつくろうとせず、もっと自然に歌ったほう、貴方自身の良さが出ると思います。(東仲)
●「ジャジャ~」と始まった瞬間から、喉とコブシ使いがきわめて演歌的で、歌い進むにつれ日本語のレトラかと錯覚しそうになったほど。現在の呼吸法と発声法がカンテと大分異なるので、そこを改善したい。素の声をストレートに強く出すことが最も近道だと思う。(中谷)
●カンテに対する強い思いで歌われたマラゲーニャ。しかし、フラメンコなんだからフラメンコらしく歌おうという気負いからか、固さや力みが感じられた。音程や節回しは良かったが、発音がカタカナスペイン語的なので修正が必要だと思う。(加部)

13 山田裕子 さん(ブレリア・ポル・ソレア)

13 山田裕子 さん(ソレア・ポル・ブレリア)

●音程がしっかりしており、フラメンコとしっかり向き合って歌っているのが感じられ好感を持てた。パルマを打つ姿も様になっていて、よく身についていた。特にすべりだしはよかったが、途中から細かい部分に乱れが有り、一本調子になってしまった。レトラの向こうにスペインの風景を感じさせてほしい。(東仲)
●勢いのある強い声。その声を長く伸ばしていく先の音程が度々あやしくなり、軽度の乗り物酔いと似た気分になってしまった。細かいレトラのコンパスも流れ気味だった。とはいえ、終始一貫して自信に満ちた表情で、「コレが私のカンテだ!」という強い思いが届く、アフィシオナーダのカンテ。その点がスペイン人とよく似ていた。(中谷)
●ギターのイントロに合わせたパルマを聴いただけで、「できるな!」と思った。大声を出せばいいものでもないカンテの、力の抜きどころを心得たキャリアを感じる歌唱だった。ただ逆に、マックスで声を張り上げた時の突き抜ける感じが足りなかったのが惜しかった。(加部)

14 ダニエル・リコ 君(ティエント・イ・タンゴ)

14 ダニエル・リコ 君(ティエント・イ・タンゴ)

●ネイティブの人なので、スペイン語が抜群に良かったのは当たり前なのだが、やはりそこが弱い日本人の中に入ると、スペイン語が自然であることが、どれだけカンテを歌う際に強味になるか、改めて感じさせられた。言葉の実感が声と重なって歌の説得力になるのだ。声量があり、オシの強さもあって良いのだが、ただ表現としては一本調子で、荒削りなのが残念だった。(東仲)
●一語一語をはっきり区切るような歌いぶり。音程もほぼ外さず勢いに満ちて力強い。が、やはりティエントの暗さが欲しい。ドロドロしたフラメンコのうめきが欲しい。歌そのものは若くパワーに満ちているので、もっとカンテ・ホンドの世界に突っ込んで、黒く傷だらけの輝きを獲得してほしい。抽象的な言い方だがそれしかない。(中谷)
●今年はスペイン語の発音が悪い人が多かったが、唯一母国語であるダニエルさんの発音は、当然だが自然だった。これまでに聴いてきた彼のカンテは、何か違うな、という印象だったが、今回は違っていた。フラメンコの核心に分け入ってきたという感じで納得できた。(加部)

15 山田ナオリ さん(シギリージャ)

15 山田ナオリ さん(シギリージャ)

●ドローレス独特の味わいをよく掴んでいた。カンテではとりわけ大切な下がっていく時の音階の節回しが大変良かった。声もよく出ており、爆発力もあった。同時に細やかな表現にも満ちていた。よくぞここまでと唸らせるほどの、完璧なコピー。完コピを侮る事なかれ。日本人カンテはここから始まると言っても過言ではない。更に歌いこんで行けば、おのづとあなた自身の色が加えられていくことだろう。(東仲)
●老婆のようなメディア・ボスで、真っ黒なシギリージャを唄って鳥肌モノだった。抑制をきかせながらも、かすかに狂気を潜ませる声。日本人がこんな風に唄えるなんて! 唖気にとられて最初のレトラ「マヌエラ・デ・ミ・アルマ」のメモしか残ってない。俵氏の伴奏も最高だった。会場でナマで聴けて良かった。オーレ!!ビバ・トゥ!!(中谷)
●最初はドローレス・アグヘータが出て来たのかと思った。初めのひと節からドローレス節だった。さてこのテンションで最後まで歌い通すのかと興味津々だったが、見事にドローレスを完コピしていた。すべての芸は模倣から始まる。模倣出来なくて何でその先があろうか。山田さんの学習の姿勢は100%正しい。模倣の先にしか本物はない。すべてのカンテ愛好家はこの姿勢を見習うべきだ。(加部)

3つの壁の乗り越え方

【フラメンコに行き詰まりを感じている方へ】

フラメンコ(カンテ/踊り/ギター/他)が難しい...
先行きが見えない...
壁を感じている...