今、話している自己啓発セミナー体験談は
フラメンコに全く関係ないようであって
実はものすごく関係しているのだ。
まあ、正確には
私のフラメンコ人生に関係しているってことだけど。


合宿セミナー最初のワークは
『いくつかのチームに分かれる』だった。
輪になって参加者全員の顔を見る。
その中から同じチームになりたい数人を心の中で決める。
そして、一定時間内に自分の理想のチームを作り上げる。
妥協してはならないというルール付き。
もちろん、参加者それぞれが思う理想のチームが
妥協なしで出来上がるはずもない。
絶対不可能な条件付きでワークが始まった。
私は、まず最初に思った人に接近し勧誘した。
するとなんと、その人も私を選んでいたので
最初の一歩はあっさりと進めた。
私を勧誘したい人が近づいてきた。
この人とは組もうと思っていなかったから
その誘いを拒む。
こんなことを一斉に参加者全員でやっているわけだから
会場はすぐに混沌とした状態になった。
私は第二の人を誘い始める。
「私と一緒のチームにならない?」
「いやだ」という返事。
もう少し積極的にアタックする。
「私と同じチームになって!」
「いやだ」
口調を強めて
「私と組んでよ!!」
「いやだ、君の誘いには嘘がある」
ががががが〜ん!
本心見抜かれた!
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私が彼を自分のチームの一員にと決めた理由は
苦手なタイプの人だったからだ。
苦手克服にあえて挑戦するつもりで選んだ相手だったのだ。
だから本音は
近づきたくない、なのだ。
私は動揺した。
頭で決めたことであるから
言葉に心が伴っていないのは当然。
それを見透かされ、はっきり指摘されたことに動揺する。
自分の声が震え始める。
「嘘じゃないよ。私のチームになって!」
「俺と組みたいだって?全く説得力ないね」
私は同じセリフを繰り返すうちに泣いていた。
何度も断られているからじゃない。
人前で裸にされたような羞恥と屈辱感と不安にかられて。
私は仮面をつけている。
仮面は私を守ってきた。
臆病な私を隠してきた道具。
この仮面を外すのは不安だ。
本当の自分を見るのが怖い。
本当の自分を人に知られるのが怖い。
いい人ぶっている自分。
嘘つきな私。
泣きながら訴えた結果、
結果的に、この彼は私のグループの一員になっていた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
私がこのゲームで気付かされたこと。
『私は本当の自分を生きていない』
そして、自問自答する。
それで気付いた先にどうするの?
私が惹かれるフラメンコのタイプは
外側の美しさではなくて
裸の自分、ありのままを表現するからこそ見えてくる美しさ(=醜さ)を醸し出すフラメンコ。
そうだ。
誰かの真似ではない、私は自分自身を踊りたい。
フラメンコを通してを表現したい。
私、わたし、自分。。。。
ええと、私って????
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長年隠されてきた本当の私は
ちょっとやそっとじゃ出てこない。
見つけようとすると
サーっとカーテンが閉まりだす始末。
次にくるワークでは
私自身を見つけるきっかけになるだろうか?
次のワークは『難破船』だそうだ。。。。
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3つの壁の乗り越え方

【フラメンコに行き詰まりを感じている方へ】

フラメンコ(カンテ/踊り/ギター/他)が難しい...
先行きが見えない...
壁を感じている...