Hola!
メノルカ島からこんにちは!
今年の夏は、ほとんどヘレスにいなかったスローフラメンカ(スローフラメンコな女)MAKIです。
カディス県のべへール デ フロンテーラから
ここメノルカ島に来て約3週間が経つ。
この島は、地中海に浮かぶバレアレス諸島の1つで、
海がものすごくきれい!
トータルで1ヵ月半というながーいバケーション中。
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今回借りた家は、海からほんの数メートルという好立地。
(家はすんごく狭いのだけどね、苦笑)
今これを書いてるサロンの窓からは
コバルトブルーの海と白いヨットが見える。
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私はここで、前回のべへール編に引き続き
究極の課題に取り組むのである。
「スローライフとは?」
「生活を120パーセント楽しむコツとは?」
「どうやったらキリギリスになれるのか?」
う~む、深いテーマだ、でしょ? 
毎日の修行プログラムの始まりとして
まず朝一番に海に入る。
まあ、身を切るような冷たい水ならば
悟りも早いのかもしれないが、
いかんせん今はまだ暑い時期、
しかも地中海なので
海水はぬるい。
修行としてはゆるい始まりだけど
いいのだ、スローフラメンコなんだから。
海中に鯛などが泳いでる姿を発見し
ひととき喜んで追いかけてみてからは、
隣り近所の人たちを見習って
しばらくボーっとする。
これが意外に難しい。
そして、昼食の用意を真心込めて。
今日はサルモレホにパパアリニャー(アンダルシア訛りでなければパタータ アリニャーダ)、
というアンダルシア料理にした。
しかし、
日本人としてのアイデンティティーを大切にするために、白いご飯も炊いた。
私のスローフラメンコは当然、
日本スペイン折衷でなければ意味がない。
パートナー、ニコラの双子の兄弟がフラメンコギターを弾くのを聴きつつ、
(ピレネー山脈の旅行に続き、今回も2週間ほど一緒に旅行)
スローフラメンコについて考えてみる。
カマロンのアレグリアスなどもかけてみる。
(アレグリアス発祥地カディスの海ではないけど、私も海のあるとこにいるわけだし)
ついでに、ヘレスのブレリアも聴いてみた。
えっ!
胸が高鳴りだした。
ちょっと興奮した。
ああ!
やっぱりヘレスのブレリアは私の中の何かを刺激するんだ。
ヘレスに住んで13年経つけど
今のところの結論は
長く居たからってヘレスのブレリアに近づけるわけではない。
っていうか、本場のブレリアのすぐ側に居るからこそ
自分の文化との差をより実感させられたというか。
だからかな、
ここメノルカ島という、ヘレスから離れところに居ると
ヘレスに居るときよりもあそこのブレリアが身近に感じられたする。
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考えてみれば、そりゃそうだ。
隣のメノルカ人よりも
よっぽど私のほうがフラメンコ知ってるわけで。
しかも、"ヘレスの"って限定したら
もしかしたら私がメノルカで一番分かっている人かも!
こういう感覚って相対的なんだね。
だから、思うんだ。
日本に住んでいるほうがフラメンコ上手くなるじゃないかって。
フラメンコが足りない、もっと欲しいっていう飢餓状態が、
夢を追い続けるモチベーションを保つのに役立つ。
ふむふむ。
で、私のスローフラメンコは?
スローフラメンコは居る場所を問わない。
生活そのものをフラメンコと繋げるわけだから。
フラメンコで感じること、
そして表現したいことを、
舞台に上がることなく
今、ここで表現する。
だれも、それがあなたのフラメンコだとは気づかないかもしれない。
でも、いいの。
自分がちゃんと認めてあげられるなら。
他人の評価で自分を見るのではなく
自分で自分をちゃんと評価する。
自分のOle!
スローフラメンコの基本。
簡単じゃないよ。

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フラメンコ(カンテ/踊り/ギター/他)が難しい...
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